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扇風機 DCモーターとACモーター

作成:2016-08-26 更新:2016-08-26

扇風機におけるDCモーターとACモーターの選び方

カタログ上で比較すると以下の様な違いがある。

DCモーター ACモーター
風量最大時消費電力 少(21w) 多(40w)
風量調整 多(8段階) 少(4段階)
価格 高(約17千円) 低(約7千円)

*括弧内は同一メーカー,同一羽径の商品のデータの引用です。

表から分かるように、ACモーターの扇風機では実現できない風量調整を求めるなら
DCモーターの扇風機を選択することになります。
又、購入費用が安いのが絶対ならDCモーターを選ぶ事になるでしょう。
最後に省エネの観点で考えると、DCモーターとなります。

それでは、購入してから廃棄までの総合コストの差を考えるとどうなるでしょうか。
その為には、上の表には無い使用時にかかる電気料金の差を知る必要があります。
1年間に使う条件を
8月9月の2ヶ月間 62日
1日7時間使用
電気料金 20円/kwh
とします。又、消費電力の差を
風量最大時消費電力の差 40w-21w
すると。
1年間の電気料金差は最大で
(40w-21w)×62日×7時間=8246wh=8.246kwh
8.246kwh×20円/kwh=164.92

となります。
10年間使用した場合、最大で
164.92円/年×10年=1,649円
です。よって、購入価格の差がこれより大きいと総合コストがDCモーターの方高いことになります。
初期費用,機能,省エネ性能,総合コストのどれを物差しとするかを決めると決めやすいですね。

関連ページ:扇風機  リビング機  DCモーター扇

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